上質×高性能　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木の美しさに包まれた住まい

2025年４月

長野県安曇野市

在来軸組工法／木造２階建て

119.50㎡（36.14坪）

3（許容応力度計算による）

0.42Ｗ/㎡・Ｋ

上質で高性能な終の住処

亡き両親と暮らした築60年の家をしまい、自身の老後の為の家造り。細く長い土地を生かし、南西に広縁を設けた間取りに。こだわったのはご両親の仏壇を置くための和室。玄関とともに、天井は薄い杉の板を編みこんだ網代天井にし、壁は珪藻土、床や建具は県産材の木材と自然素材を贅沢に使用した上質な空間に仕上げた。万が一車椅子になった時のことを考え玄関スロープは緩やかな勾配とし、室内の扉は全て引戸に、床はフラットにした。災害時や停電時にも安全に暮らせるように耐震等級３、太陽光発電システムと蓄電池を搭載。同社の家造りのコンセプトである「命を守る家」にふさわしい丈夫で高性能な住まいが完成した。

ナガノの家2025秋冬号　Vol.24掲載されています。